コンテンツマーケティングの効果測定【おすすめの指標5つ】
「コンテンツマーケティングの成果をどうやって確かめればいいの?」とお悩みのWEB担当者様へ。お問い合わせや資料請求などは分かりやすいものの、なかなか発生しませんよね。そんな時は「サイトの方向性は合っているのだろうか」と不安になり、モチベーションも下がってしまいます。
成功を実感するためには、何を見ればいいのかを知る必要があります。この記事では、コンテンツマーケティングの効果測定におすすめの指標を解説します。自社のコンテンツがどれだけユーザーに響いているか、GA4(Googleアナリティクス4)の数字を通してチェックしましょう。
PV数(表示回数)
例えば、1人の訪問者がサイト内で5ページを見ると「5」と数えられます。PV数(表示回数)を確認すれば、どのページが人気なのか、どのページがあまり注目されていないのかを比較できます。訪問者が求めている情報を把握し、より多くの人を引きつけるコンテンツを作りましょう。
セッション数
セッション数とは「ユーザーがサイトに訪れた回数」を指します。1回の訪問でサイト内のどれだけ多くのページを見ても、1セッションとしてカウントされます。
セッション数とページビュー数はよく似ていますが、混同しないよう注意してください。PV数が「何ページ見られたか」を示すのに対し、セッション数は「訪問の回数」を示しています。
セッションごとに見るページ数(ページ/セッション)が少ない場合は、訪問者が求めている情報がサイト内で見つからない、またはサイトの構造が分かりにくい可能性があります。内部リンクや関連ページを増やし、何度も訪れたくなる仕組みづくりを意識しましょう。
滞在時間(エンゲージメント時間)
UAで「滞在時間」と呼ばれていた指標は、GA4で「エンゲージメント時間」という名称に変わりました。例えば5,000文字の記事の場合、一般的に流し読みで3〜5分、集中して読むには10分程度かかるとされています。もしユーザーが1分以内にページを離れるならば、おそらく内容に十分引き込まれなかったと考えられます。
長く滞在したユーザーはサイトに信頼感や親近感を抱き、顧客になってくれる可能性が高まります。滞在時間(エンゲージメント時間)を延ばすためには、コンテンツの質を見直しましょう。内容が充実していれば訪問者はより長く滞在するようになります。また、関連記事へのリンクを配置すると、次のページへと進む確率が上がります。できるだけ長く記事を閲覧してもらえるよう工夫してみてください。
直帰率
GA4における直帰率は「すべてのセッションのうち、エンゲージメントが発生しなかった割合」を意味します。エンゲージメントとは関与度のことで、具体的には以下のセッションを指します。
- 10秒以上継続したセッション
- コンバージョンイベントが発生したセッション
- 2回以上のページビューが発生したセッション
要するに、直帰率が低いほど訪問者がサイトに関心を持っていると言えるのです。なお、GA4の標準レポートには表示されていないため、確認するにはカスタマイズが必要です。標準レポートで直帰率を追加するか、データ探索で指標を設定してください。(GA4レポートに直帰率を追加する方法)
直帰率が高い場合はユーザーがページを開いてすぐに離れている可能性が高いため、導入文の改善をおすすめします。冒頭で「このサイトは有益です」「ここなら欲しい情報が見つかります」と強くアピールしましょう。
コンバージョン数
コンバージョン(CV)数とは「訪問者が特定の目標行動を達成した回数」を指します。GA4では以下のような「イベント」をコンバージョンとして設定できます。
- 問い合わせフォームの送信
- 商品の購入
- メルマガへの登録
- 資料のダウンロード
コンテンツマーケティングにおいて、この数値はとても重要です。最終的にどれだけの成果を生んでいるかを示す指標だからです。
コンバージョンが増えない原因はさまざまな要因が考えられますが、特に見直したいのが導線です。ユーザーがサイトを訪れたときに、次に何をすべきかを明確に示せていますか?例えば「記事の最後に問い合わせフォームへのボタンを設置する」「特定の商品に関する詳細情報ページへ誘導する」など、読者が行動を起こしやすい環境を整えましょう。
まとめ
今回はコンテンツマーケティング効果測定におすすめの指標を解説しました。
- PV数(表示回数)
- セッション数
- 滞在時間(エンゲージメント時間)
- 直帰率
- コンバージョン数
指標を定期的にチェックすると戦略が合っているかどうかを判断できます。「サイトの方向性、このままでいいのだろうか?」と迷っているなら、ぜひ確認してみてください。
当社ジィクレブはサイト制作からアクセス解析までトータルサポートを提供しています。コンテンツマーケティングは成果が出るまでに時間も手間もかかります。「コストをかけた割に問い合わせが増えない」「GA4の見方が分からない」と困っている方は、ぜひ一度ご相談ください。
井地 謙太郎 Iji Kentaro
WEBディレクター/WACA公認 上級ウェブ解析士/上級SNSマネージャー
株式会社ジィクレブの代表取締役。2006年の創業以来、「作業より思考」をモットーに、ホームページ制作から運用まで一気通貫でサポートしている。特に地方の中小企業向けに、新技術を理解しやすい形で提供。クライアントの潜在的な強みを引き出し、戦略的分析と専門チームで効果的なWEBサイトを構築。クライアントとそのクライアントの顧客双方が喜ぶWIN-WINの関係を目指して日々活動中。
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2006年創業のジィクレブは、WEBコンサルティングサービスを中心に、寄り添う姿勢で課題解決する「町医者」のような存在を目指しています。まずはじっくりとお話をお聞きした上で、数百のプロジェクト経験を基に、最適な提案をさせていただきます。