広告費ゼロでも大丈夫!サイト集客方法【SEO・MEO・SMO対策】
「Webサイトを立ち上げたものの、期待したほどアクセス数が伸びない」「でも広告に多額の費用を掛けられない」と悩んでいませんか?
この記事では、広告費を抑えつつアクセス数を増やすための手法(SEO対策、MEO対策、SMO対策)について解説します。お金をかけずに大きな成果を期待できるので、ぜひ最後までお読みください。
INDEX
SEO対策のポイント
SEO対策とは、自社コンテンツの品質を改善し、検索エンジンにより良く評価されるようにする取り組みです。検索結果での露出が増え、結果として多くの訪問者を無料で獲得できます。
読者の求める情報を発信する
SEO対策は「ターゲットは誰か?」「求める情報は何か?」を正しく把握できるかどうかにかかっています。しっかりリサーチしたうえで検索意図(ニーズ)を満たすコンテンツを公開していきましょう。
読者が満足すれば他のページも閲覧し、サイトに滞在する時間が延びます。検索エンジンに「このサイトは役に立つ」と認識されるようになり、検索結果でのランキングが向上していくのです。
ユーザーがコンテンツに満足すれば、サイト内の他のページへの回遊につながり、サイト全体の滞在時間が増加します。検索エンジンは「このサイトはユーザーに役立つ情報を提供している」と判断し、検索結果のランキングを向上させる可能性が高まります。結果として、さらに多くのユーザーがサイトに訪問するでしょう。
特にキーワード選定が重要です。ターゲットユーザーが調べるであろうキーワードを予測し、それをもとにコンテンツを作っていきましょう。キーワード分析ツールは数多く存在しますが、まずは無料の「ラッコキーワード」などから試すのがおすすめです。使い方はカンタンで、キーワードを入力するだけ。関連キーワード(Googleサジェスト)が一覧表示されます。
なお、検索数の多いキーワード(ビッグキーワード)では競争が激しいため、上位に表示させるのはなかなか難しいです。まずは、検索ボリュームは少ないものの、具体的でニッチなニーズに応える「ロングテールキーワード」に取り組むようにしましょう。
リライト(追記修正)を行う
「記事を公開したら終わり」ではありません。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを使って、コンテンツのパフォーマンスを改善しましょう。具体的には以下のようなポイントをチェックするとよいでしょう。
- 表示回数に対してクリック数が少なくないか
- 直帰率・離脱率が高くないか
- 検索数の少ないキーワードを選んでいないか
- 難易度(=競合性)の高いキーワードを選んでいないか
- タイトルや見出しにキーワードが含まれているか
もしもアクセスはそれなりに多いのに直帰率・離脱率が高いようなら、記事の内容を充実させる必要があります。競合ページと比較して、自サイトの情報が十分かどうかを検討し、不足している部分があれば補うようにします。
このような継続的な更新と改善を行うことで、読者の満足度が高まり、結果的に検索エンジンからの評価も向上します。
内部対策を施す
内部対策とは、自社サイトの要素(HTMLタグやサイト構造・リンクなど)を整備することです。「テクニカルSEO」「オンページSEO」とも呼ばれます。
例えば内部リンクを記事内に配置し、関連記事への導線を分かりやすくします。検索エンジンのクローラーにサイトの情報を適切に伝えて、より高いランクで表示してもらう、という手法です。
また、ページの読み込み速度もランキングの重要な要素です。まずは自社の状況を知るためにGoogle提供「PageSpeed Insights」ツールを使ってみてください。ページパフォーマンスをチェックし、必要に応じて改善しましょう。
ページ速度を早める方法としては「ファイルの圧縮と軽量化」が定番です。画像、JavaScript・CSSファイルを圧縮して、読み込み速度を向上させます。さらに画像の遅延読み込み技術を使用することで、ページの初期表示速度が改善されます。
このように内部対策を施すと、検索エンジンによるサイトの評価を向上させるとともに、ユーザーにとってサイトが使いやすくなり、検索結果での上位表示が期待できるようになります。
被リンクを増やす
被リンク(他サイトからの引用や紹介)は、Googleの評価基準のひとつです。質の高いコンテンツを提供し続け、他のサイト・ブログからの被リンクを自然に増やしましょう。
ただし、手っ取り早く被リンクを増やそうと売買するのは危険です。「関連性のないサイトからのリンク」や「スパムサイトからのリンク」など人工的なリンクはペナルティの対象となりますので注意してください。
MEO対策のポイント
地元のお客様を対象とするビジネスや店舗を運営している場合、MEO対策は効果的な集客手法です。
Googleビジネスプロフィールに登録すると、営業時間・写真・URLなどを検索結果に表示できます。検索ユーザーに直接自店舗をアピールし、来店やサイト訪問を促しましょう。
適切なキーワードを選ぶ
ユーザーは、地域名や業種、サービス名を組み合わせたキーワードで検索します。
MEO対策のキーワードには検索数の多い「ビッグワード」から、検索数の少ない「スモールワード」があります。一見ビッグワードを選んだほうが集客できそうですが、その分競合店舗も多くなってしまいます。まずはスモールワードを設定して、ニッチな層に存在を知ってもらうといいでしょう。
登録情報を充実させる
Googleビジネスプロフィールでは、店舗情報を正確かつ詳細に入力しましょう。
- 店名
- 住所
- 営業時間、定休日
- 連絡先、電話番号
- 公式サイト、ホームページ
- メニューやサービスの内容
会社概要欄にはリンクURLを設定できるので、ここから自社サイトへ誘導できます。地域が絞り込まれているため、通常の検索に比べてクリックされる確率は高いと言えます。
写真や動画を載せる
店舗の魅力を伝えるためには写真や動画も効果的です。ビジュアルコンテンツは検索結果に表示されたとき、テキスト(文章)よりもずっと目を引きます。例えば、店内の様子やスタッフの写真・メニューの画像などを充実させましょう。
なお、ビジュアルコンテンツは過度な加工は避けましょう。高解像度で明るく、自然な色合いの写真を選んでください。店舗や商品の魅力を正直に伝え、信頼感を与えることができます。
写真や動画を積極的に掲載すれば、検索結果でのクリック率を向上させる効果が期待でき、競合店との差別化を図れます。結果的に来店へとつながりやすくなりますよ。
口コミを増やす
Googleビジネスプロフィールの口コミは、実際にお店を利用するかどうかの決定に大きくかかわります。
利用者に口コミを投稿してもらうために、口コミを書きやすい環境を提供しましょう。例えば「口コミ投稿用URLをQRコードで作成して店頭に掲示しておく」などの方法が有効です。
また、口コミ以外にも詳細を知りたい人に向けて、公式サイトを記載しておくと訪問率が上がります。
SMO対策のポイント
SNSは多くの人々にリーチできるため、自サイトへ誘導する効果的な手段です。しかし、ただ記事公開のお知らせを投稿しても、なかなか成果を実感できないでしょう。SMO対策でのポイントを分かりやすく解説します。
ターゲットに合わせたSNSを選ぶ
SNSごとに利用層が異なりますので、ターゲットに合ったSNSに注力しましょう。
例えば若年層がメインターゲットなら、10代・20代に人気のあるTikTokやInstagramに投稿します。年齢層が高めのターゲットを狙う場合はFacebookのほうが向いています。
自社のターゲット層がどのSNSを利用しているかを把握し、それに合わせた戦略を立てることが集客成功のカギとなります。
1日1回の投稿を目指す
SNSを使った集客には「頻繁に投稿できるかどうか」がカギになります。一般的には、1日1回以上更新すると、集客や販売促進に効果的とされています。
「そんなにネタがない」「何をアップすればいいのか?」と思うかもしれませんが、ちょっとしたことでも良いのです。
例えば飲食店の場合、毎日のランチメニューや日替わり定食、仕入れた食材などを紹介してみましょう。そうすると、お客様が「今日は何が食べられるのか」と期待して毎日チェックするようになります。
また、小売店の場合は、おすすめ商品をピックアップしたり、セールやキャンペーンの情報を発信するのはいかがでしょうか。こういった情報はフォロワーにとって価値があり、拡散も起こりやすく、より多くの潜在顧客にリーチできます。
SNSを日々更新すると、ブランド力の強化や顧客との関係構築、サイトへの訪問、そして最終的にはより多くの人々を店舗に引きつけることができます。毎日の少しの努力が、大きな成果を生むので、ぜひ取り組んでみてください。
インフルエンサーマーケティングを行う
多くのフォロワーを持つインフルエンサーとコラボすれば、会社やサイトの認知度を一気に高められます。料金を支払って広告を依頼するケースが一般的ですが、実は費用ゼロでも可能。
「商品提供あり!インフルエンサー募集」と投稿して、製品やサービスに魅力を感じて協力してくれる人を探してみましょう。時間はかかるかもしれませんが、無料で認知を広げられますよ。
量より質を重視する
SNSではフォロワー数を増やすことに注力しがちですが、実際にはフォロワーの ”質” が重要です。自社の製品やサービスに強い興味を持ったフォロワーを増やすことが、長期的な集客につながります。
ただ記事や製品の宣伝をするのではなく、フォロワーにとって有益な情報やエンターテイメントを提供し、積極的にコミュニケーションを取っていきましょう。
まとめ
お金をかけずにサイトのアクセスを増やしたいなら、SEO対策・MEO対策・SMO対策を実施しましょう。広告のようにすぐ結果が出るものではありませんが、ひとつずつ取り組めば、低コストで大きな成果を得られるはずです。
「頑張ってみたけど、成果がイマイチ」「自社スタッフでは手が回らない」と困っている方は、専門家へ相談してみてください。弊社ジィクレブは、サイト集客の立案から実行・フォローまで一貫してサポートしております。ぜひお気軽にご相談ください。
井地 謙太郎 Iji Kentaro
WEBディレクター/WACA公認 上級ウェブ解析士/上級SNSマネージャー
株式会社ジィクレブの代表取締役。2006年の創業以来、「作業より思考」をモットーに、ホームページ制作から運用まで一気通貫でサポートしている。特に地方の中小企業向けに、新技術を理解しやすい形で提供。クライアントの潜在的な強みを引き出し、戦略的分析と専門チームで効果的なWEBサイトを構築。クライアントとそのクライアントの顧客双方が喜ぶWIN-WINの関係を目指して日々活動中。
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2006年創業のジィクレブは、WEBコンサルティングサービスを中心に、寄り添う姿勢で課題解決する「町医者」のような存在を目指しています。まずはじっくりとお話をお聞きした上で、数百のプロジェクト経験を基に、最適な提案をさせていただきます。